基本編(音を入れる場合のマナー)

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ホームページでBGMを流したりサンプル音声を提供したりすることは、相手に自分のサイトを見た目だけではなく音でも印象づけるなどのプレゼンテーションとしての効果があります。 しかし、世の中には色々な考え方の人がいますし、ページを見に来る方の環境も様々です。ここではこれまでに私が周りの人から注意を受けたことなどをまとめてみました。

マナーと題していますが、単なる経験談ですので、別に守らなくてはいけないわけではありません。参考程度に読んでください。

できるだけ避けた方がよいこと (または禁止されていること)

× 著作権法により保護されている作品・またはそれを編曲したファイルをBGMなどに使う

市販のCDの曲をMP3に変換してウェブサイトに載せるのは無認可の場合は違法ですので、禁止されています。

さすがに無認可のページは最近はめったに見なくなりましたが、アーティストの曲を打ち込んだMIDIファイルをBGMに使っているのはよく見かけます。うちのサイトの検索でも国内のヒットチャート上位の曲がよく検索されています。(そういう曲は全く置いていません)

しかし、JASRAC(日本音楽著作権協会)とNMRC(ネットワーク音楽著作権連絡協議会)が協議の結果、2000年8月17日に共同で文化庁に申請し、同12月18日に認可された規程によれば、著作権法によって保護されている作品のMIDIファイル等をウェブサイト上に載せる場合には、JASRACに申請して許諾を得た上で定められた著作物使用料を払わねばならないということです。たとえ無料で配布する場合や、他人が作ったMIDIファイルをもらって掲載する場合にもこれは適用されます。

別に自分のところがオリジナル曲のサイトだからJASRACの味方をしているというわけではありません。かなり高い値段を請求される決定にも関わらず、ある日突然「決まったから従え」という形で通達されたので、個人的にはその姿勢には全く共感していません。今後ともこの辺は非常にややこしい展開が予想されるので注意が必要です。

財団法人 日本音楽著作権協会
http://www.jasrac.or.jp/
ネット配信に関する著作物使用料申請案(ほぼこのまま認可されています)
http://www.jasrac.or.jp/doc/sinseian.htm
× BGMに巨大なファイル・WAVE等の非圧縮のファイルを使う

巨大な画像と同じく、BGM用に巨大なファイルをページに埋め込むとページの表示が遅くなり、嫌われます。画像と違って、音楽はダウンロードが終わっても再生している間は多少のメモリーを必要とします。現在、BGMにはMIDIファイルを使うのが定番ですが、一般的に20KB以下ならアナログモデムでも5秒以下でダウンロード出来ますので、訪問者の方にそれほどストレスを感じさせることはないでしょう。しかし、例えば100KB以上のファイルを使うとさすがに問題がありますし、ましてや非圧縮のWAVEファイルを使うのは論外です。

× サイトのトップページで断りなく自動的に音楽を流す

BGMを流しているサイトの多くはトップページから音楽が自動的に鳴り出しますが、これを嫌う人はかなりいます。

例えば深夜に閲覧していたり、会社で仕事でウェブサイトを閲覧したりしているときに、ふとクリックしたリンク先で突然BGMが鳴り出すとまずいかもしれません。また、パソコンのスペックの関係で音声関係は扱えない環境の方の場合、毎回音楽の鳴るページに行くたびに「再生用プラグインをダウンロードしますか?」「プラグインがロードできません」などのメッセージが出てきてうっとうしく思うかもしれません。

こういった方への配慮として、音楽を流すページの前に「次のページからはBGMとしてMIDIファイルを使用しています」などと注意書きをしたページを入れておくのが、より親切です。

× 音楽の再生・停止を操作できなくしてしまう

BGMを流しているサイトの多くでは、再生・停止をコントロールできるプラグインのパネルを隠してしまっています。そんなことをすると、音楽が鳴っていると困る人が音楽の再生を止めることが出来なくなります。

プラグインのパネルはデザイン的には見映えが悪いかもしれませんが、さまざまな見に来られる方のためにも隠さないほうが親切です。どうしてもデザイン上隠す必要がある時は、せめて再生・停止は操作できるようにしましょう。当サイトの講座の応用編で、そういった機能をつける方法を紹介しています。

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気を付けた方がよいこと

△ 1ページに複数の種類の音声ファイルを埋め込む

ブラウザは、音声や動画などのマルチメディアファイルを再生する時には、それを表示するためのプラグインやアプリケーション等をメモリに読み込みます。リンク先にそういうファイルが複数置かれているなら、一つずつ順番に見る人が好きなタイミングで再生すればよいので問題にはなりませんが、一ページに複数埋め込むと表示が非常に遅くなったりブラウザが強制終了したりしてしまいます。

また、音声を取り扱う複数のプラグインは一つのページで同時に使用しない方が無難です。設定にもよりますが、片方、または両方ともに再生されない場合があります。

△ 他人が作った曲を勝手にBGMに使う

例えばどこかのMIDIファイルを配布しているサイトに、気に入った曲があったとします。そのサイトに「連絡不要・フリー素材」と明記してあったり「転載はご自由に」などと書いてある場合には、BGMとして使ってしまって大丈夫だと思います。ですが、自分が作った曲を聴いてもらいたいから展示しているだけで、他には転載されたくないという意見の作者の方もいらっしゃいます。そのページの作者の方の考えがよく判らない場合は、念のため事前に問い合わせてみたほうが良いでしょう。とりあえずはそのサイトの「素材利用のルール」のようなページをよく読むことです。

ちなみに、nerve (雑音空間)の素材をホームページBGMで使われる場合には、特にご連絡を下さらなくて結構です。詳しくは利用規定をご参照下さい。

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last updated February 13, 2001.

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