基本編(RealMediaによる音声配信)

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データの作り方

このページでは、自分の肉声をRealMediaファイルにするのを例に、順を追って説明していきます。 MP3形式やWMA形式のファイルを作るのも、基本的な手順は似たような感じです。

サンプリング

RealMediaデータを作るためには、あらかじめ音声をコンピューターに取り込む作業が必要です。 このデジタル録音の作業をサンプリングと呼びます。

サンプリングと後で説明するエンコードを同時に行うことも出来ますが、音質が悪くなったり安定した変換が出来なかったりする可能性があるので、手順を踏んで行う方が良い結果になると思います。

まず、サンプリング用のソフトを入手しましょう。 Windowsの場合、標準でサウンドレコーダーというサンプリングソフトが付いてきていますが、最大で60秒しか録音できない上に編集も出来ないので、フリー・シェアウェアとして流通しているものを利用した方がよいでしょう。 Vectorのようなライブラリから「録音ツール」と書かれているソフトをダウンロードして下さい。

Windows用サンプリングソフト (Vector Software Pack)
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/art/sound/
Macintosh用サンプリングソフト (Vector Software Pack)
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/mac/art/sound/

ソフトのインストールを済ませたら、コンピュータのマイク/ライン/AUX端子に録音したいマイク・MD・楽器等をつないで、サンプリングソフトで録音操作をすれば、サンプリングオーディオファイルが作られます。 端子がどこにあるかはコンピュータによって様々ですが、本体背面のサウンドカードにある場合が多いです。 詳しいサンプリングの方法は、本体やそれぞれのソフトのヘルプやマニュアルを参照してください。

録音の時に注意する事は、

入力レベルを適度に調整する

あまりにも大きい音を入力すると音が歪んで音質が悪くなってしまいます。

データは、.wavまたは.auのいずれかの形式で保存する

RealProducerが入力元として受け付ける音声フォーマットは限られています。WAVE形式(拡張子が.wav)かAU形式(.au)のいずれかで保存してください。

市販のCDなどの音をサンプリングしない

ホームページで公開する目的で市販のCDをサンプリングすることは、違法です。

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RealProducerの入手

RealMediaのデータを作るためには、専用のRealProducerというソフトが必要です。 無料版のRealProducerと、高機能版で有料のRealProducer Plusが公開されています。 無料版は無期限に使用できますし、通常のデータ製作にはそれで何の問題もありません。 現在、無料版のRealProducerのダウンロードサイトは英語のみの説明となっています。

RealProducer ダウンロードページ (英語)
http://proforma.real.com/rn/tools/producer/

まず、First Name(名前)、Last Name(姓)、E-mailCountry(国)の欄をそれぞれ入力しましょう。 Company Name(会社名) の欄は無視して構いません。

Select Platform/Versionの欄では、Windows/Macintosh/Linux/Solarisから自分が使っているものを選んでください。 残念ながら、今の所それ以外のOS用のRealProducerはないようです。

その下はアンケートです。 面倒ですが、自分のページのURL以外は必須項目になっているので、答えなければなりません。 上から順に、

という質問です。意味がわからなければOtherとかNoとかを選んでおけばよいでしょう。

以上を記入して、その下にあるDownload Nowボタンを押すと、ページが切り替わります。 そこに書いてある文章はおおよそ次のような意味です。

ダウンロード及びインストールに関する説明

  1. あなたが選んだ製品が貴方の使っているOSに合った正しいバージョンであることを確認してください。
  2. あなたのアクセスしている場所から最も近い場所をクリックするとダウンロードが開始されます。 (訳注: 日本国内からなら、Osaka, Japanを指定してください)
  3. ダイアログが出たら、「ディスクに保存」を選択して、RealProducer を保存する場所を指定してください。
  4. ダウンロードが終わったら、あなたのダウンロードしたファイルを実行するとインストールが開始されます。

指示に従ってダウンロードして、インストールが終了したら、RealProducerが立ち上がることを確認してください。 RealProducerは、音声だけではなく映像も圧縮できる大変高機能なソフトです。

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エンコード

サンプリングした音声を圧縮した形式に変換する作業をエンコードと呼びます。 ここではRealMediaへのエンコードの手順を説明します。

説明に使っている画像はWindows版RealProducer G2 6.1ですが、他のOS用や他のバージョンでも操作はほぼ同じです。

[New Session - Choose Recording Wizard 画面キャプチャ]

RealProducerを起動すると、「New Session - Choose Recording Wizard」という画面になります。その画面で、Record From Fileを選びます。

[ソースファイル選択画面キャプチャ]

次に進むと、変換元になるファイルを選ぶ画面になります。「Browse...」ボタンを押して先ほどサンプリングしたファイルを選んでください。ここでは例として "D:\guitar.wav" を選んでいます。

[ファイル情報入力画面キャプチャ]

次に、再生時に表示される情報を入力する画面になります。上から順に、タイトル、作者、著作権表示、説明、キーワードを入力します。

[サーバー種類選択画面キャプチャ]

次の画面ではデータを置くサーバーの種類を選びますが、通常のプロバイダでは必ず下側の"Single-rate..."を選んでください。

[回線速度選択画面キャプチャ]

次の画面では受信側の回線速度の速さを選びます。下に行くほど速い接続に対応しています。速ければ速いほど音質は良くなりますが、日本のインターネット回線の遅さを考えると、28K Modem〜56K Modemを選ぶのが無難です。

[音質選択画面キャプチャ]

次に、音質を選ぶ画面になります。下ほど音質が良いのですが、ファイルサイズが大きくなります。選択肢は上から順に、「音声のみ」「音声とBGM(映画やコマーシャルのようなもの)」「音楽(モノラル)」「音楽(ステレオ)」ですので、当てはまるものを選んでください。

[出力ファイル選択画面キャプチャ]

次に、出力先のファイルを指定する画面になります。デフォルトで、入力元のファイルと同じ場所で、拡張子だけ.rmに変化させたファイル名が入っています。変更したい場合はファイル名を指定してください。

[設定条件確認画面キャプチャ]

これで設定は終わりです。指定した情報の一覧が表示されるので、間違いないことを確認して「完了」をクリックしてください。

[エンコード画面キャプチャ]

エンコードの準備が出来ると、この画面になります。他のプログラムはなるべく終了させて、画面左下端にある"Start"をクリックしてください。 画面中央上側の"Audio Level"が点滅しおわったら完了です。「Janusに登録しますか?」等と聞いてくるダイアログなどが色々と出てきますが、あまり気にせず好きなように答えてください。全部Noでも構いません。


出来上がったRealMediaファイルをクリックして、正しく再生されるかどうか確かめてみましょう。 この説明でよく判らないところがある方は、RealProducerのFAQ(RealNetworks社のサイト)も参照してください。

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メタファイル作成

出来上がったRealMediaファイルをサーバーに転送してただリンクを貼るだけでは、RealMediaの最大の長所のストリーム再生はされません。 ストリーム再生をさせるためには、メタファイル(RAM・RMMファイル:拡張子.ramまたは.rmm)と呼ばれるテキストファイルが必要です。

作り方は簡単です。 何らかのテキストエディタ(メモ帳、秀丸エディタ、SimpleText等)で新規にファイルを作り、RealMediaファイルを置く予定のURLをhttp://から書き、それを.ramという拡張子で保存します。判りやすいように、メタファイルの名前はRealAudioファイルの拡張子だけを.ramに変えたものにしておくとよいでしょう。

例えば、guitar.rmというファイルを http://www.yourserver.ne.jp/user/guitar.rm と言うアドレスに置き、メタファイルは guitar.ram と言う名前にする場合、guitar.ramの内容は、

http://www.yourserver.ne.jp/user/guitar.rm

とします。

一つのメタファイルに複数のURLを書いた場合、RealPlayerはその全てを連続して再生します。例えば、先の例と同じディレクトリに置いた、1.rm、2.rm、3.rmの3ファイルを連続して再生させるためのメタファイルは、

http://www.yourserver.ne.jp/user/1.rm
http://www.yourserver.ne.jp/user/2.rm
http://www.yourserver.ne.jp/user/3.rm

となります。

実はメタファイルには、RealMediaファイルだけではなく、RealPlayerが再生できるファイルなら何でも書くことが出来ます。例えばMP3ファイルなども書けますが、ファイルが巨大すぎて満足に再生は出来ないでしょう。

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HTML記述

ファイルが準備できたら、次はそれを再生するためのHTMLを書く作業です。ここでは2つの方法を紹介します。RealProducerを終了させてホームページ作成に使っているソフト、またはテキストエディタを用意しましょう。

RealMediaファイルを使うページでは、RealPlayerを持っていない人のために、RealNetworks社のサイト( http://www.jp.real.com/ )にリンクを貼っておきましょう。

簡単に聴けるようにする場合 (推奨)

普通にRealMediaファイル(.rm)またはメタファイル(.ram、.rmm)にリンクを貼ると、RealPlayerが起動して再生します。

あまり環境に左右されず聴くことが出来るので、なるべくこの方法を使ってください。

ダウンロードしてから聴かせる場合
<a href="***.rm">ダウンロードしてから再生</a>
ストリーム再生させる場合
<a href="***.ram">ストリーム再生</a>

要は、普通にHTMLファイルにリンクを貼る場合と全く同じです。***の部分は自分が使うファイル名に、必ず書き換えてください。<a>と</a>の間はもちろんどんな文字でも結構です。

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ページに埋め込む場合

何らかの事情でどうしても外部にRealPlayerが立ち上がっては困る場合には、RealPlayer G2/7以降のバージョンであればプレイヤーのパネルをページに埋め込むことが出来ます。 ただし、この方法では再生パネルが出てこない環境もあるため、あまりお薦めは出来ません。さらに、ページの読み込みがとても遅くなるので、見る人に嫌がられます。

<body>タグと</body>タグの間の再生用パネルを表示したい場所に次のタグを書けばRealPlayerのパネルがページに埋め込まれます。

<object id="RAOCX" 
   classid="clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA"
   width="350" height="36">
 <param name="SRC" value="再生するRealMediaファイル名">
 <param name="CONTROLS" value="ControlPanel">
 <param name="AUTOSTART" value="true">
<embed src="再生するRealMediaファイル名?embed"
   type="audio/x-pn-realaudio-plugin"
   controls="ControlPanel"
   autostart="true"
   width="350"
   height="36"
   nojava="true">
</object>

再生するファイル名は、必ず自分のファイル名に書き換えてください。この書き方だと、RealMediaファイルを指定してもメタファイルを指定しても常にストリーム再生されるようです。

ページに埋め込むタイプの再生方法がうまく行かなくても、当サイトでは苦情・ご質問はお受けしかねます。オプションの詳しい意味などは、製造元のRealNetworksにご質問願います。

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ページの公開

HTMLが書けたら、ブラウザで開いてみましょう。 メタファイルを使っている場合は、HTMLファイル、RealMediaファイル、メタファイルの全てをサーバーに送ってからではないとうまく再生されないので注意してください。

RealMediaファイルを送る時には、必ずFTPソフトでバイナリモード(Raw dataモードと書いている場合もあります)を指定してください。 アスキーモード(テキストモード)で送ると、データが壊れて正しく再生できません。

ファイルをきちんと転送したのに再生されない場合は、まずお使いのプロバイダにRealMediaのデータを再生させたいがうまく行かない、と問い合わせてください。 大抵のプロバイダでは使えるように設定してくれますが、まれに使用を禁止しているプロバイダもあります。 自分で設定するよう指示された場合は、当サイトのFAQの「サーバー設定」を参照して設定してください。

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last updated February 13, 2001.

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