重みを増す黒い夜の地の果てから風が吹いて
あなたが空に掲げたその手を吹き飛ばしてくる
ひび割れたあの空の下消えゆく宴
匂いも遺さないで
誰もいない夜の底を叩きつける雨はすぐに
あなたが土に刻んだ形骸(カタチ)を押し流してゆく
僕に降れあの黒い雨
僕一人だけ世界に遺さないで
震える壊れた窓枠に引っかかっていた
誰かが微笑む古びた一枚の写真
永遠(トワ)のような長い夜が重いとばり開ける日には
あなたが一度失くした
息吹を取り戻すように
ひび割れたあの空の下消えゆく宴
匂いも遺さないで
僕に降れあの黒い雨
僕一人だけ世界に遺さないで
last updated February 13, 2001.
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